冤罪事件をなくそう
実際にあった冤罪事件の支援者や被告人本人のコメントを掲載することにより、真実を証し、不当な権力からの救済に少しでも寄与し、同時に現在の司法の問題点を明らかにすることを目的としてます。

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弁護士の逮捕から保釈まで・・・⑧

 保釈決定が取り消されたことについて、後日わかったことがありました。弁護団からの報告はありませんでしたが、6月16日に弁護士自身が最高裁に対し、特別抗告をしておりました。しかし、弁護団の強い要求により、6月21日に取り下げております。弁護団が特別抗告を取り下げるように言った理由は、「裁判官の心証がが悪くなるから」ということであったとのことですが、どうやら真相は違うところにあったようです。弁護団と裁判官、検察官は裁判に先駆け、その進行方法について色々と打ち合わせをします。その際、どうやら弁護団にも圧力がかかり、裁判の進行を妨げるようなことはしないと密約をさせられていたようなのです。権力側は裁判で戦う前から被告人の戦う武器を奪おうとしていたわけです。権力側は絶対に認めませんが、このようなやりたい放題が許されているのでは、まともな裁判が出来るはずがありません。より多くの日本国民が現在の司法の実態を知り、権力側を厳しく弾劾しない限り冤罪事件がなくなるはずはなく、権力者によって日本が滅ぶ日が近い将来、必ず来ます!
 少し、感情的な表現になってしまいましたが、弁護士の逮捕が誤認逮捕である事実を知っている私にとって、真実を訴える術があまりに少ない状況に対し、日に日に苛苛がつのっていることを皆様、どうかご理解ください。
 自分の弁護人でありながら戦う姿勢を見せず、権力側のいいなりになっている弁護団に対し、山下弁護士は徐々に不信感をつのらせていきます。ただ、私達にとって不幸であったのは、そのような状況にある弁護士の情報が入ってこなかったことです。弁護団からは詳しい状況の報告がなく、接見も検察の嫌がらせと、それをそのまま鵜呑みにする裁判所のため制限されていたためです。法律の専門家である弁護士にとって、憲法に保障された刑事被告人としての権利をなにも行使できない状況を強いられ、そのことを伝えることも出来なかった弁護士の苦悩はいかばかりのものであったでしょうか。
 特別抗告取り下げの前々日である6月19日に、弁護士はあきらめずに再保釈申請を自身でしておりましたが、前回のものをコピーしたような武井聡士検事の理由書をもとに6月23日、大島隆明裁判官はまも保釈申請を却下しました。
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【2007/01/26 00:34】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

弁護士の逮捕から保釈まで・・・⑦

 3月30日に弁護士がした接見禁止解除申請では、奥様と4月6日の午前10時から12時までの間のどこか30分間だけ、事件に関することを語らないことを条件に認められました。そして、奥様と接見できる前日の4月5日には3度目の勾留期間の更新が決定しました。この決定を下したのは現在の裁判長である大島隆明裁判官ですが、決定の理由はこれまで同様の罪障隠滅および逃亡のおそれがあるからというものでした。
 5月11日には弁護団より保釈請求が出されましたが、法廷検事の武井聡士検事の「不相当であり、却下すべきと思料する」という意見を全面的に認め、大島隆明裁判官は却下しました。しかし、武井検事が却下すべきと思料するとする理由は、主犯であるKHやYYらの判決が伸びていることや、これから弁護士の裁判で重要な証人請求がされるからということのほかに、弁護士が否認しつづけており、現に証拠隠滅工作を実施しているからというものでした。
 このブログをお読みの皆様、おかしいとは思いませんか?この裁判では、やったかやらなかったかを争っているのに、犯罪を行ったことを前提にした判断をしていることについてです。証拠が見つからないから証拠隠滅したとする武井検事の提出した理由書で言っていることをそのまま認めてしまった大島裁判官の判断が不当であることは明白であります。あえて言わせてもらえば、武井検事の理由書は、こうであったに違いないという思い込みによる作文に過ぎません。それを全面的に認めるなど言語道断であります。裁判官の役職は被告人側と検察側の言い分を裁判で平等に聞いた後に判断することです。それがまともには行われていないことこそが日本司法の問題点なのです。ですから、冤罪であっても検察に起訴されたものは事実上イコール有罪であるという図式が成り立ってしまっているのです。否認事件に対する取り扱いを改めない限り、冤罪による悲劇はなくなりません!
 その後5月24日に接見禁止解除の申請をし、例によって奥様の30分のみの接見が認められました。
 6月9日に弁護団は2度目の保釈申請をしました。このときも武井検事は前回と同じ理由で却下を相当としています(その理由書の文面は、前回の文章をそのまま流用したとしか思えないほど酷似していました)。この時点で弁護士の勾留期間は既に半年を超えていましたから、さすがに裁判所も保釈決定の許可を出しました。しかし、検察側はその決定の不服を理由に、高等裁判所に抗告しました。高裁もそれを認めてしまったため、弁護士の勾留はさらに続くことになります。私のような素人が言うべきことではないかもしれませんし、当時の弁護団を批判することにもなってしまいますが、この時、弁護団側は高裁の決定について、最高裁判所に特別抗告をしてでも保釈を勝ち取るべきではなかったかと今でも思っています。
【2007/01/22 11:34】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

弁護士の逮捕から保釈まで・・・⑥

『十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ』
今日、周防正行監督の-それでもボクはやってない-という映画を見てきましたが、その映画の冒頭に映されるテロップです。私もいつもそう思って活動してきましたが、この映画を見て、より一層その思いが強くなりました。司法の問題点が厳しく追求されていましたので、周防監督の勇気には敬意を表さなければいけないと思います。ただ、よくできていただけに、痴漢と破産詐欺との違いはあれど、冤罪で戦っている私達にとって身につまされる部分があり、見ていても逆につらい部分もありました。しかし、読者の皆さん、映画で描かれているとおり、検察は被告人に対して真実の追究より、自分らの作った作文にあわせることのほうが重要なのです。ですから、真実が書かれた調書など、自分らにとって都合の悪いものは平気で隠したりします。それが実態です。
 そして、裁判官も、本来聖職であるはずですから、映画の中で出てきた印象に残る台詞でしたが、「刑事裁判の最大の使命は無実の人を罰してはならない」という大原則を忘れないでもらいたいと、心から思いました(映画の中では、この大原則を貫こうとした裁判官はどうやら左遷させられたようです)。
 本当のことだけを言っているのに、はなから嘘と決めてかかる警察や検察、そしてやってもいないのに勾留される恐怖や屈辱、絶対にあってはならないことです。ですが、それがまかり通っているのです。犯罪行為を認めたほうが楽だし、長く戦うことになることを考えると、否認によるデメリットの方がはるかに大きいかもしれません。ですから『人質司法』がまかり通ってしまうのです。では、それでも、何故否認するのでしょうか。それは、簡単です。本当のことを言っているからです、嘘を言って楽になるより、真実を知ってもらいたいという心の叫びがあるからです。また、実際に犯罪行為をしていながら、やっていないと嘘を言い続けるなどほぼ不可能なところであるということは、映画をご覧になった方はお分かりになったと思います。真実でなければ否認など続けることはできません。
 本題から離れてしまいましたが、冤罪という重いテーマの映画が話題となっている現在、より多くの人に司法の実態というものに触れてもらいたいと思い、今回のような文章となりましたことをご了解ください。
【2007/01/20 16:35】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(1) | コメント(0)

弁護士の逮捕から保釈まで・・・⑤

 私は、姉妹ブログとして『山下進弁護士を救え!』も立ち上げております。リンクでつながるようになっておりますので、そちらもぜひご覧ください。

 平成18年になると、1月6日および2月7日には後藤有己裁判官、渡邊史朗裁判官により、弁護士の勾留期間の更新がそれぞれ決定されました。勾留継続が必要とする理由はあいも変わらず、罪障隠滅および逃亡すると疑うに足る相当な理由があるとしたものでした。そのようなことはありえないとこれまでも散々言ってまいりましたが、ここでも裁判官の判断は検察側の主張のみを取り入れた極めて事務的なものとなっています。勾留理由開示裁判のときとは違う裁判官であろうと、同じ事案については、事務的に常に同じ結論になるのであると、一見正しい判断のように思えます。しかし、読者の皆さんに気がついてほしいことは、被告側の主張をきちんと聞いてくれる裁判官などほとんどいないのであるということをこのことは示しているということです。このような実態がありますから、まさか実際にそのようなことがあるとは、さすがに私も思いませんが、検察側の差し入れで、裁判官たちが酒盛りをしているという噂がたつのも無理からぬことでしょう。この間唯一認められたことは、1月26日に弁護士が申請した奥様との接見につき、2月2日の午後1
時から3時までのどこかで30分間だけ、とするものだけでした。
 2月20日に弁護士の第1回公判を迎えることとなりますが、同日弁護士は保釈願いを出しております。弁護士に対する証拠調べは終わっており、また、共犯者とされるKH、YYおよびYKの証拠調べも既に終了していますので、弁護士の勾留を継続する理由は我々からみれば何もありません。ですから保釈願いは当然のことであると私は思いました。しかも、共犯者とされる者達(弁護士にすべての罪をなすりつけている者達と言い換えてもいいでしょう)ですら既に保釈されているのですから・・・。これに対し、当時の法廷検事の大津由香検事は、罪証隠滅の疑いが強いからと接見禁止等請求書を裁判所に提出しました。そしてその日のうちに大島隆明裁判長の下した結論は接見等禁止決定でした。保釈については2月22日、大津由香検事の『不相当であり却下されるべき』という意見を理由に、却下しました。
 私がこの決定を聞いて思ったことは、法の正義とはなんだろうということでした。このことは、これから何度でも訴えていきたいと思っています。なお、次回公判は2月6日(火)、その次が3月6日(火)に行われます。いずれも東京地方裁判所の515号法廷にて午後1時半より開始されますので、このブログをお読みの皆様もお時間の許す限りぜひ傍聴し、司法の実態を直に見てください。
 

 
 
【2007/01/17 13:18】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

弁護士の逮捕から保釈まで・・・④

続いて、検察側が保釈不相当とする二つの理由、①被告人が罪証を隠滅すると疑うに足る相当な理由がある、②被告人が逃亡すると疑うに足る相当な理由がある、について反証させていただきます。 ①について検察側は否認・黙秘しているからということです。しかし、このことについては既に何度も触れておりますが、弁護士の手元からはあらゆるものが押収されており、また、逮捕以前には弁護士自ら捜査に協力し、関係書類等を任意で提出しております(犯行を自覚しているなら事前に隠しこそすれ、提出することなどありえません)。それゆえ検察は証拠調べは終わったとして起訴しているわけです。現に弁護士を取り調べた内藤検事は「正々堂々と証拠を集め起訴した」と弁護士に明言しています。だとすれば、いまさら罪証隠滅など、こじつけ以外のなにものでもなく、弁護士に対する嫌がらせも甚だしいものです。さらに、共犯者とされるもの達との接触もありえないわけですし、彼らとの特別な利害関係がないことも前回述べたとおりですから、彼らに圧迫をかける必要もありません。また、弁護士は言うまでもなく法律の専門家ですから、そのようなことをすればかえって自分が不利になることなどわかりきっている事です。ですから、検察の①の主張については一切妥当性がなく、極めて不当なものであることは明白です。
 次に②の理由についてですが、逃亡の可能性については一般に生活不安定のために所在不明になる、または、処罰を逃れるために所在不明になるといったことで論じられています。しかし、弁護士は30年以上も法律事務所を経営してきており、若干の減収傾向にはあったものの生活が不安定な状態にあったわけではありません(余談ですが、この点において、検察側が動機は金のためだったとする理由も否定できます)。加えて、弁護士の勾留が続くことにより、逆に弁護士のご家族等が不安定な生活に追いこまれていったことを忘れてはなりません。
さらに、弁護士は自分の無実を証明するため裁判にて闘うという姿勢を貫いているわけですから検察側の②の主張についても妥当性がないことも一目瞭然です。以上のことから、起訴するまでなら勾留をする理由は理屈として理解は出来ますが、起訴後の勾留は理由のない不当なものであるということが、このブログをご覧の皆様にもわかっていただけたと思います。
 これらのことは当然弁護団も主張しましたが、それに対する岡田雄一裁判官の判断は、その弁護団の主張をことごとく否定、検察側の主張を丸呑みし、勾留当時の事由についてのみ開示すればよく、それ以上釈明する必要はないとするものでした。さらに、接見禁止の一部解除を認めない理由も釈明する必要すらないとしたものでした。この判断は、有罪を前提とした極めて不当なものです。刑が確定するまでは『無罪の推定がはたらく』という刑事訴訟法の精神を無視しています。本件裁判が始まる前から有罪前提など言語道断であると言わざるをえません。保釈は被告人の権利であるとするのが大原則です。ですから、ある程度裁判官に裁量権が認められるとは言へ、裁判の公平性を考えるならば検事の主張のみ取り入れた判断であってはならないということは言うまでもありません。
【2007/01/06 12:39】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

弁護士の逮捕から保釈まで・・・③

皆様あけましておめでとうございます。本年も、権力側の不当な行為を追及し続け、弁護士だけでなく、すべての冤罪事件の救済につながっていくように努力していく所存ですのでよろしくお願いします。

弁護士は、あきらめず11月28日にも接見禁止一部解除の申請を行いますが、これまでと同様の理由で退けられました。そして、12月12日には勾留理由開示の請求を行い、その裁判が12月15日に行われたわけです。このときの様子は、以前既に記述しておりますが、記録をもとにもう少し詳細を述べさせてもらいます。
本件事案は弁護士がこれまで手がけてきた受任事件の中の1つに過ぎず、弁護士と依頼人であるKHらとの間に親類、縁者、金銭の貸し借りなどの特別な関係はありません。ただの事件の依頼者と受任した弁護士の関係だけです。そして、公訴事実及び被疑事実においても、仮装売買、第三者に売却、代金を隠匿等の行為に直接関わったなどとは一切記載されておりません。すべて、関係者の証言のみに基づく「共謀」という文言でくくられているのみです。弁護士は金員が隠匿された事実も知らず、隠匿された金員が依頼者宅の家宅捜査によって発見されたことを検察官より聞いて、驚いたのが実態です。しかも、KHの取調べのとき、検察官に頼まれ、弁護士はKHに真実を言うように説得しています。そのときもKHは金員を「隠していません」と弁護士に嘘を言っています。このことは検察官の目の前で行われていることでありますから、その検察官は弁護士が知らなかったことをわかっているのです。そして、資金の流れもすべて検察側は調べていますから、弁護士はこの破産詐欺事件につき、何らの利益も得ていないことがわかっているのです。このような事実があるにもかかわらず、勾留理由開示の裁判において検察側の勾留を続ける理由として述べたことは、逃亡及び罪証隠滅の可能性が高いというものだけでした。この裁判においても検察側は勾留を解除すべきではないとするなら、被告人が罪を犯したことを疑うに足る相当の理由を具体的に示した上で、逃亡及び罪証隠滅についての可能性を述べるべきできではないでしょうか。そうでなければ、裁判を傍聴している私たちが納得できるはずがありません。
(つづく)
【2007/01/04 14:37】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

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Author:shinnjitu
行政書士の廣瀬直樹です。自分もちょっとしたことから冤罪と言われる事件に関わるようになり、冤罪事件が不当な権力によっていとも簡単に作られ、まわりの人間がどんどん不幸に巻き込まれていくことを知りました。冤罪事件は決して『ヒトゴト』ではありません。

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