冤罪事件をなくそう
実際にあった冤罪事件の支援者や被告人本人のコメントを掲載することにより、真実を証し、不当な権力からの救済に少しでも寄与し、同時に現在の司法の問題点を明らかにすることを目的としてます。

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無罪立証しなければ有罪・・・それが現実

 『疑わしきは被告人の利益に』これはこれまで何度も述べてきましたが、刑事裁判における大原則であり、法に携わるものが絶対に守らなければならない基本精神です。ですから、有罪判決を出すならば100%の完全なる証明がなされていなければなりません。しかし、実態はどうでしょうか。実態はやっていないことを100%証明しない限り有罪となっているのです。法の精神から180度ずれているのが現状なのです。
 山下弁護士やこのブログで取り上げているTY君だけでなく、ほかにも多くの冤罪事件で有罪判決が出ています。例えば平成14年に富山で発生した強姦及び強姦未遂事件です。この事件では、51歳の男性が懲役3年の実刑判決を受け、平成17年に仮出所しています。しかし、服役後無実であったことが判明します。取調べ側は十分な裏づけもせず、否認していた被告人に無理やり自供させているのです。そして裁判官はそれをそのまま鵜呑みにして有罪にしたのでした。さらに、冤罪であったことが判明しても、この事件で取調べをした人間は何の罰則を受けておりません。しかも、あろうことか、検察は「取調官を恨まない」という調書をとり、著名押印までさせています。どこまで腐った組織なのでしょうか。自分等で人の人生を狂わせておきながら、一切の責任から逃れようとしているのですから。この事件の後、検事総長は検察長官会議で「決してあってはいけない。誠に遺憾だ。」と述べています。そして会議冒頭の訓示で「検察が法を公正に適用することが、国民の信頼の礎をなすにも関わらず、犯人でない人を起訴する事件が起きた。二度とこのようなことが起きないよう、万全の策を講ずるべきだ」とも述べています。しかし、この証言がいかにむなしいものであるかは、その後も何も変わらず、相変わらず冤罪事件が続発していることからもよくわかると思います。

 TY君は一審で懲役6年6月という実刑判決を出されました。しかし、この判決がいかにあやふやな証拠をもとに出された極めて不当なものであることをこれから述べていきます。
 判決文では、被告人所有のワゴン車に無理やり押し込み、逃げられない状況に追い込んで犯行に及んだとなっています。しかし、現場は民家や商店などがあり交通量もある場所ですし、訴えた彼女自身土地勘の十分あるところです。彼女は被告人のことを不審に思ったとしたら、いくらでも逃走可能であったのです。この時点では、彼女は声をかけられたとはいえ、TY君は彼女の体には一切触れていないわけですから。また、車の中では鍵をかけられ、ドアロックもどこにあるかわからず、逃げられなかったとも証言していますが、これも不自然です。彼女は自動車の免許所有者でありますし、TY君の車が特別な作りになっているわけでもありませんから、ドアロックのある場所がわからないはずがありません。いくら動揺していたとしても、逃げようとするものが目の前にあるドアロックを見落とすはずがありません。(つづく)
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【2007/05/29 12:52】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

冤罪事件を撲滅させるには・・・

 昨日、強制執行妨害の事件でやはり冤罪であると闘っているY弁護士の控訴審(一審は無罪、検察側が控訴)を傍聴してきました。今回も検察側証人として取調べをした主任検事が出てまいりましたが、前回同様、肝心なポイントとなると自分が取調べをしたにも関わらず、「記憶にない」とか、「覚えていない」と述べるなど、ふざけた証言をしていました。これが裁判所でなかったら「ふざけるな!」とやじがとんでいたことでしょう。傍聴していた人々にとってY先生は2審も無罪が当然出ると確信できる内容でした。しかし、裁判官は上級審になるほど権力側に迎合する傾向が強いので、普通は当然無罪と思っても、いざ判決を聞くまではどうなるのかわからないのが実情です。

 裁判所に行くと、毎回と言っていいほど裁判所の前でビラ配りをしています。その内容の多くは不当判決及び冤罪を訴えたものとなっています。私は今でも検察は正義のために必要な組織であり、冤罪事件は極めて特殊な例外であると信じておりますが、山下弁護士の事件と関わってから多くの冤罪を訴える事件に触れ、また、裁判所の前で毎日のように冤罪を訴える人々を見てくると、特殊なはずの例外が、実は想像以上に多いのではないかと思えてきます。
山下弁護士の事件と関わってから、私は司法制度に問題があり、このままでは冤罪事件はなくならないと訴えてきましたが、ますますその気持ちが強くなってまいりました。ですから、山下弁護士の事件が一段落しましたら、そのもとを離れ、全ての冤罪事件に苦しむ人々を助ける仕事をすることが出来ないだろうかと、最近は考えるようになりました。
 
 今回は言いたいことが多く、短い文が乱雑に並んでいる為、読みにくくなっていて恐縮ですが、あと一つ言わせてもらいたいことがあります。冤罪を訴える人も、感情的にならず、自分の行動に誤解を与える要素があったということを客観的に分析してもらいたいということです。「自分は何も悪いことをしていない!」と怒る気持ちはわかります。しかし、権力側に攻撃するポイントを与えてしまった部分を冷静に話すことが出来なければ、ともに闘ってくれる人々たちも反撃の糸口を見つけることが出来なくなってしまいます。不当に逮捕された方々は、難しいことかもしれませんが、どうか冷静に自分の行動を見つめなおしてください。

次回は、前々回から触れているTY君の弁論要旨、論告要旨、判決文を読ませていただきましたので、その事件についてまた触れて行きたいと思います。

 
【2007/05/22 14:46】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

婦女暴行などやってない!②

 前回の続きです。TY君の事件の裁判では重要証拠としてTY君が仕事で使用していたカッターナイフが出されていますが、この件についても非常におかしなことを警察はしています。TY君逮捕の2週間ぐらいたったあとにお母様のもとに警察より電話があり、「カッターナイフはありますか?」と聞かれたとのことです。お母様は「仕事用ですからありますよ」と答えたところ「持ってきてくれ」とのことだったそうです。そして、警察に協力するつもりでそのカッターナイフを提出したら、何故か犯行に使用した重要証拠とされてしまったとのことでした。もし、本当に犯行に使用していたとしたら、どこの世界に自ら身内の不利になるような証拠を提出する人がいるでしょうか。これは前回述べた紐の件同様、証拠の捏造にほかなりません。山下弁護士のときもそうですが、権力側はやってないからこそ協力して提出したものまで被告人による犯行の証拠としようとします。もうこれはなんでもありの権力側の犯罪です。これではまともな裁判は望むべきもないことがよくわかると思います。さらに、不当なことと闘おうにも、接見を認めない、保釈させないなど闘う手段を平気で奪ってきます。ですから、一旦権力側に目をつけられたら、もはやあきらめるしかないというのが権力側の構築してきた構造です。国民に奉仕し、憲法違反などについては厳しく対処しなければならない司法側の本来の役割が全く機能していません。自ら国民の最も重要な基本的人権を踏みにじっている警察や検察、またそれを容認する裁判所が己の非を認め、改めない限り日本の未来はありません! 現在、刑事事件における罰則規定は厳罰化傾向にあり、公訴時効についてもその期間が改められるなど犯罪について厳しくなってきておりますが、それよりも先に改めるべきことがあるはずです。それをしなければ、冤罪がなくならないばかりではなく、やってもいないことのために無実の人間が、より重い罰則をうけてしまうことになってしまいます。
【2007/05/14 13:27】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

婦女暴行などやってない!

 四国の方からのお話は、息子さんが婦女暴行で起訴されたというものでした。プライバシーの問題もありますので、ここではTY君とさせていただきますが、TY君からも直に手紙をもらうことができ、事件の概要を把握することが出来ました。そして、知れば知るほど、なるほど確かに冤罪であると確信するに至りました。
 TY君は知り合った女性と男女の仲となりましたが、これはあくまで合意の上でのことでした。しかし、後で女性が金銭を要求してきたので断ったところ、怒ってその女性が強姦されたと訴えたということです(どうやらこの女性の背後には知恵を授けた者がいたようです)。TY君は訴えにより逮捕されましたが、身に覚えの無いことですから、取調べでも当然のことながら否認します。しかし、どの冤罪事件でもそうですが、訴えた者のみの言うことを認め、TY君の証言は何一つ聞いてもらえなかったようです。この事件でも被害者を名乗る女性の証言以外は物的証拠はありませんでした。しかし、私に言わせれば証拠捏造に他なりませんが、ここで警察・検察側はとんでもないことをしています。『白いビニールの紐』で縛られたとの証言に対し、いくら捜索してもそのような白い紐など出てこない為、TY君の車の中にあったステレオなどを結束するための黒い結束バンドを証拠として扱っています。もし、本当にその紐が犯行に使われたのなら、そのようなものを残している犯罪者がいるでしょうか、いるわけがありません。だいたい白いビニールの紐と黒い結束バンドでは見間違うことなどあり得ません。また取り調べの中でDNA鑑定までし、検出されたともTY君に述べているようですが、裁判においてそのことは一切触れられなかったそうです。
 裁判においてこの紐の件はさすがに証拠としては認められなかったとのことですが、それでも今年の3月23日、6年6ヶ月の有罪判決が出されました。判決文は、山下弁護士のときと同様に、TY君側の主張は一切反映されず、警察や検察の言うことのみを認めた内容だったようです。TY君も当然この不当な判決に対し控訴し、現在も闘っております。
 事件のあらましは上記の通りですが、刑事の取り調べ方もかなり人権無視のひどいものがあったようです。自白の強要はよく聞く話ですし、家族のことを持ち出して自白しないと身内が不幸になるような内容のことまで自白させるテクニックとして使うということは聞いたことがありますが、TY君を取り調べた刑事は「俺の長いキャリアからお前が犯人だとわかっている。お前が早く起訴されれば俺は休みが取れるんや」などと、はなからTY君の言うことなど聞く耳を持たないといった対応をされたと聞いております。

 以前にも書きましたが、嘘であっても自白してしまった方が楽なのです。経済的にも負担が少なくてすみます。ですから、不当であっても認めてしまう人が多いのです。否認を続けるということは多くの犠牲を覚悟したうえでの強い精神力が必要です。ましてや実際にやった人間がやっていないと否認することは不可能です。これは、このブログ作者である私も取調べを受けたことがありますから、はっきり断言できます!

 TY君からいただいた手紙の結びで彼はこう言っています。
「手から落としたものは拾えるが、口から落としたものは二度と拾えない。」とです。まったくその通りです。TY君の控訴審のことは、山下弁護士同様に今後も扱っていきたいと思っておりますが、彼にも不当なことには屈せず、最後まで闘ってもらいたいと願っておりますし、『山下進弁護士を救う会』でも支援していく方針です。
【2007/05/07 13:25】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

多発している冤罪事件

 山下弁護士だけではなく、多くの方が冤罪事件で苦しみ、権力と闘っています。先だってもこのブログをお読みになった方からお手紙をいただきましたが、やはり冤罪事件で闘っている方のお母様からでした。同じ苦しみを持つものとして、その気持ちが痛いほど伝わってきました。そして、権力側の横暴さに改めて怒りをおぼえたものです。この方の事件についても、ご本人達から了解をいただきましたので、今後、このブログでも触れていきます。いくつかの冤罪事件を扱うことで、より権力側の不当性が顕在化し、いかに権力側が横暴であるかが鮮明化していくことと思います。
 権力により人生を奪われ、真に罰を受けるべき人は野に放たれたまま・・・このようなことがあっていいはずがありません!。過ちを犯したのであればたとえそれが権力側であろうと反省し、認めるなければなりません。しかし、現実は自分らの面子の為なら無罪の人を罰しても構わないというのが権力側の考え方です。このようなことがまかり通っている日本はもはや法治国家とは言えません。現状を訴えることにより、少しでも多くの人が司法の問題点を考え、真の正義実現のために立ち上がってくれることを祈ってやみません。
 
 
【2007/05/02 14:44】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

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Author:shinnjitu
行政書士の廣瀬直樹です。自分もちょっとしたことから冤罪と言われる事件に関わるようになり、冤罪事件が不当な権力によっていとも簡単に作られ、まわりの人間がどんどん不幸に巻き込まれていくことを知りました。冤罪事件は決して『ヒトゴト』ではありません。

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