冤罪事件をなくそう
実際にあった冤罪事件の支援者や被告人本人のコメントを掲載することにより、真実を証し、不当な権力からの救済に少しでも寄与し、同時に現在の司法の問題点を明らかにすることを目的としてます。

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婦女暴行などやってない!④

 やったことの証明に比べ、やっていないことを証明する方がはるかに難しく、このため、『悪魔の証明』と表現されていることをご存知の方も多いと思います。このため、嘘の証言や証拠の捏造があっても簡単にやったと証明されたこととなってしまうので、本当に悪いことはしていないのも係らず、被告人側は極めて不利な状況に追い込まれてしまうのです。ただ、丁寧に調べていけば、嘘を言っている方に必ず無理が出てきます。ですから、冤罪で訴えられた人は相手方が何を言っているのか調書などを徹底的に読み込んで、矛盾点を洗い出すことによって道を切り開いていかなければなりません。TY君の場合もまさしくそうです。

 TY君の事件について、携帯電話の通信記録との整合性について検証してみました。女性は被告人に車に押し込まれた直後に、自分の勤めるお店のオーナーに電話をしたとしています。しかし、女性は最初の電話では自分のいる場所を「山奥」と表現しています。しかし、彼女が車に乗り込んだ場所は市街地といえる場所であり、彼女の証言が真実であり、山奥と言える場所にいたとするなら、通信記録の時刻からみればかなり無理があります。ここでは長くなってしまうので省略させてもらいますが、このほか通信記録、移動距離、地形を照らし合わせれば、TY君の証言に整合性があり、彼女の証言は信憑性に乏しいということがわかります。また、証人となっている店のオーナーは彼女からの電話で「きゃー」という悲鳴を聞いたと言っていますが、彼女自身が電話で話したとはっきり証言できるのは「今、家の近く」と言ったことのみであったようです。彼女自身悲鳴を上げたことについて記憶にないと言っています。しかしながら、悲鳴を上げるようなことがおきているにも係らずそれを覚えていないなど、極めて不自然であると言わざるをえません。確かに通信記録を見る限り、証人に電話をかけていますが、TY君と女性は走行中多くの会話をしており、彼女の電話が助けを求めるものであったといういうよりは、TY君の供述どおり彼女は翌日の勤務時間を確認するためのものであったと考える方が合理的です。
 彼女は店のオーナーに電話していたところをTY君に携帯電話を取り上げられたと言っていますが、ここにもかなり不自然さを感じます。そもそも後部座席の彼女の腕をつかんで運転していたということですから、そのような状態で電話をかけることなどできるのでしょうか。彼女の証言によれば危険を知らせるためにかけたとしていますが、もし本当であれば腕を振りほどいてかけているわけですから、何らかの防御体制をとっているはずです。そうすると女性の証言による「簡単に取り上げられた」などということはありえません。TY君が本気で取り上げようとしていたのであれば、一旦運転を中止して後部座席に移動しない限りまず不可能ですが、運転を中止したという記述はどこにもありません。さらに、TY君が運転しながら取り上げた携帯電話を『運転しながら』へし折ったとも女性は証言していますが、はたしてそのようなことが可能でしょうか?絶対に無理です。また、もしそれが本当であるとするなら、当然その携帯電話にはTY君の指紋が付着していることになりますが、検察側からは指紋採取結果は提出されていません。つまり、女性の証言を裏付ける客観的証拠はないということになります。また、女性はその携帯電話を助手席にTY君が置いたと証言していますが、へし折った目的が携帯電話を使わせないためというのであれば、外に捨ててしまうか、少なくとも女性の手の届きにくいところに置くのが自然ではないでしょうか。(つづく)




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【2007/06/08 12:33】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(0)

婦女暴行などやってない!③

 これまで、ろくに証拠がなくとも裁判所は警察や検察の主張を認め有罪判決を出していることは、しつこいくらい何度も書いてきました。そして、冤罪であることを認めさせるには100%の証明が必要であるということもわかりました。しかしそのことがいかに困難なことであるかは、弁護士でもある朔立木先生の著書『死亡推定時刻』を読んでもわかります。この著書はフィクション小説の形式を取ってはおりますが、朔先生が直に取材し、体験されたことを基に書かれておりますので、非常に現実に近いものであります。そして現実を知れば知るほど冤罪を晴らすことの厳しさを痛感いたします。やったことを証明する以上にやっていないことの証明は難しいですし、裁判において裁判官は被告人側弁護士が検察側の不備を追及しようとすると検察側を助けるような介入までします。ですから、素人の私たちでは100%の無実の証明など不可能のようにも思えます。しかし、だからといってあきらめてしまってはおしまいです。私たちは完全なる証明は難しくとも、警察や検察の主張に対し、矛盾点などおかしな点を訴えることは出来ます。ですから、事件のおかしな部分をより多く見つけて、その部分を訴え続けることにより、裁判所が大原則に立ち戻らざるを得なくなるような世間のうねりをつくる努力をしていくべきだと私は考えます。

 TY君の事件について前回の続きです。
訴えた彼女は、車に押し込まれるときに一応抵抗したとも証言していますが、人通りのある場所ですし、前回も書いたとおり逃げようと思えばいくらでも逃げられた状況であったにも係らず実際はほとんど抵抗らしい抵抗はしていないことは明らかになっております。ことほど左様に一般常識で考えても、おかしいとわかるほど女性の証言には矛盾点があり、信憑性を疑わせるものですが、裁判所はそのまま認定してます。婦女暴行事件で女性が訴えることは勇気がいるし、訴えても本人にメリットはないから、訴えた女性の言うことは本当であると裁判所は判断しているようですが、このようにおかしな事実があることを無視していいはずがありません。
 次に女性証言の走行ルートについて検証していきます。彼女は取り調べ段階と裁判では内容を変えています。通ったと証言している道は彼女が毎日生活や通勤のために使っている道であり、自宅付近も通ったと捜査段階では言っていたものが、公判では自宅近辺のところは記憶が無いとなっています。このようなことがあり得ますでしょうか?目隠しをされていて通った道は全然わからないというならともかく、自分の目でいつも通る道を見ていながら、このような非常事態であるにもかかわらず、そこの部分だけ記憶が無いなど、100人いればそのすべての人が変だと思うことでしょう。また、移動時間についてもおかしなところがあります。彼女の証言によれば、TY君は運転席から後部座席にいる彼女の手を握って運転していたということですが、そのような状態で深夜に曲がり角や坂道の連続であり、大半が一車線であるこの地域の道を証言どおりの時速60~70キロで走ることなど不可能です。しかし、詳細は省きますがそのスピードでないと強姦されたと主張する時間にその場所までたどり着けないのです。(つづく)
【2007/06/04 13:13】 | 日本の司法は問題だらけ! | トラックバック(0) | コメント(1)

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Author:shinnjitu
行政書士の廣瀬直樹です。自分もちょっとしたことから冤罪と言われる事件に関わるようになり、冤罪事件が不当な権力によっていとも簡単に作られ、まわりの人間がどんどん不幸に巻き込まれていくことを知りました。冤罪事件は決して『ヒトゴト』ではありません。

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